水質テスター使用後のメンテナンスが・・・・めんどう!
水質テスターを使用したあと、精製水でセンサ部を洗浄しますが、現地で測定する際には、いろいろな道具を持ち込んで作業することは手間がかかります。
そんなとき、洗浄容器というものがあって、テスターを差し込んでフリフリすることで洗浄できる道具があれば便利ですね。
そこで、洗浄容器を3Dプリンターで印刷しました。
【使い方】
1. 洗浄容器に精製水を入れて蓋をする
2. 現地にテスターと一緒に持っていく
3. テスターの電源をONする
4. テスターを精製水の入った洗浄水容器に差し込む
5. pH 7.0 前後・ES・DTSがゼロになることを確認する
6. 当該対象を測定する
7. 測定後、テスターを洗浄容器に差し込む
8. pH 7.0 前後・ES・DTSがゼロになることを確認する
9. テスターの電源をOFFする
10. テスター差し込んだまま洗浄容器と一緒にフリフリする
11. テスターを取り出しセンサ部を拭きセンサキャップを取り付けて終了
問題が発生!
なんとなく心配はしてましてが・・・
PLAで作った容器とビーカーで精製水を測定値が一致しない。特にpHは不安定で、EC・TDSはビーカーより値が低く出てしまう。PLAの色に関係するのかと思い、白いタッパーで測定すると、誤差少なくビーカーの値と一致した。PLAの性質が問題?
感想
・pHは低めで安定しない
・EC・TDSはビーカーの半分
・表面がにじむ気がする
・・・せっかく3Dで 2 個も作ったけど使えないかも?
PLA(ポリ乳酸)は、植物由来のバイオプラスチックで、3Dプリンター用のフィラメントとして使用されます。PLAには次のような特徴があります。
通常の室温環境下ではほとんど分解せず、長期間使用可能
使用後にコンポストや土中などの水分と温度が適度な環境下に置くことで加水分解が促進され、微生物による分解(生分解)が進行する
海や川などの水の中、微生物が極端に少ない土壌などでは分解されにくくなる
酸素、水蒸気などを通す性質がある
展延性にも優れているため、フィルム状に伸ばして使うことで酸素透過性、透湿性を備えたフィルムを作成可能
熱に弱く低温でも柔らかくなるため、耐熱性が必要なパーツの造形には不向き
絵も描き直したのに