はじめに
個人でDJIとかのドローンを複数持っていても使う機会は少ないし、将来の物流を目指した航空法の改正とかで、維持にお金がかかるようになりつつあるため、100g以下のドローンの気持ちが飛び、老眼も気になる年齢になったことで、2022年1月にFPVに目覚めたばかりの初心者です。
道具は、メルカリ・アマゾン・ショップで集めました。
■ FPVでドローンを飛ばす
FPVとは「First Person View」の略で「一人称視点」
「一人称視点」・・・更にわからん。
一人で・・・
FPVは、5.8GHzの電波を使用するため、
4級以上のアマチュア無線資格と管轄の総合通信局長発行のアマチュア局免許状(5.8GHz)が必要です。
ドローンにVTXと言う送信機から電波を発射しゴーグルやモニターで電波を受信します。
VTXにカメラを接続し映像を5.8GHzに乗せることで遅延の少ない映像を見ることができます。
受信は誰でもできますが、電波を発射するためには資格や免許が必要な領域があるのです。
資格や免許を取得しないで電波を発射すると、
不法無線局を開設・運用したとされ電波法違反となり、1年以下の懲役又は100万円以下の罰金、また、公共性の高い無線局に妨害を与えた場合は、5年以下の懲役又は250万円以下の罰金の対象となります。
VTXは技術適合品がないので、自分で用意し申請し認可を受けたのち、免許申請します。
詳しく説明したサイトを参考にしましょう。
私は、系統図入手 → JARDに技適申請 → 総務省 電波利用 電子申請・届出システム Lite
の流れで申請 (変更) しました。
アマチュア局は年間300円の無線使用料を払います。
個人で、第三級陸上特殊無線技士では免許状の発行には高い壁・・・空があります。
なので今はFPVするならアマチュアですね。
5.8GHz開局しても使える周波数は決まってます。
VTXの系統図は、この周波数でしか使用しませんよって改良を加えます。
当然、飛ばすときには周波数を確認しましょう。
ドローンレースの動画を見ると1レースで3機体しか飛んでいませんが、混信を避けるために5705,5780,5800MHzを使用するそうです。
* バンドのABC・・・は、メーカによって表記が異なります。
あと飛ばす前と10分おきにコールサインをコールしなければならないので、モニターに表示しています。
おまえは誰!名前を名乗れ!ってことですね。
名乗っても知らないだから・・・
これから知り合うのですね!
まあ、一回10分も飛べないですが、
機体名をコールサインにして確認できるようにしています。
さっきから5.8GHzっていってますが、免許状には5750MHzと記載してあります。
詳しくは、総務省のサイトをご確認しましょう。
■ 機体
マイクロドローン (タイニーフープ) から5インチサイズまで色んなドローンがあります。
65mm,75mm,85mm,95mmのサイズがあり、屋外で飛ばす場合は、85mm以上でないと風に流されコントロール出来ません。今年の6月20日以降、100g以上のドローンは航空法で機体の登録が必要となり、リモートIDの取り付けが義務化されたため、自作機での登録は厳しくなるかもしれません・・・
詳しくは、国交省のサイトをご確認ください。
トイドローンは、マイクロドローンにない、気圧センサとかがあるから高度維持ができ、ホバリング、フリップが簡単に出来る様になってますが、アクロバットな飛行はできません。
機体の価格は、65mmサイズで、7,000円~
■ プロポ
ドローンを操縦するための送信機で、
6,000円~
モードは3種類あり操縦を取得すには、ひたすら練習。
通信方式は、FRSKYとかS-FHSSがあり左右のジョイスティックもモード1、モード2とかあるので自分に合ったやつを選びます。
■ ゴーグル
ドローンの映像を受信し、その映像を見ながらプロポを操作しドローンを飛ばします。
一眼と両眼があり、価格は、9,000円~ で、だいたい6~8万円位が良く使われているみたい。
たまになら安価でもいいかもしれないけど、目は大事なのでそれなりのものを使用しましょう。
私は、老眼がきたので一眼の方が楽になりました。
*でも、両眼に戻りました。
■ ソフト
ドローンやプロポの細かい設定を行うソフトで、
「BETA FLIGHT」を使います。最初はとっかかりにくいかも知れないけど何回かやっていくうちに理解できるようになります。バックアップはちゃんと保存しましょう。
■ その他
バッテリー、充電器、プロペラ、モータ、フレームとか、いろいろ必要になります。
壊れたときのために予備機も必要だし、フライトコントローラ・カメラ・VTX
万が一の賠償のための保険も必要です。
VTXは数だけ許可が必要ですので増設するときは、増設の数だけ技適申請が必要になり認可されたら免許状の変更届けで申請して許可をもらいましょう。
なんかんやでお金が結構かかり時間も使います。
アマチュアである以上、
その資格を利用して利益を得る事も禁止されており厳罰の対象となり、免許状で記載されていない周波数や出力を超える電波の発射はできません。
5.8GHzの移動運用の出力は、1W以内であることも忘れないように。
また、一次業務の無線局に有害な懇親を生じさせ、又は一次業務の無線局からの有害な懇親に対して保護を要求してはならない。とも免許状に記載されています。
今更ですが、全てはここから始まった・・・
目を充血させずご安全に
目指せFPV奏者!
※定期的に追記します。
技適の保証料がまた高くなるんですね・・・
TSSは2024年3月末をもってアマチュア局の保証業務を終了するらしいしるアマチュア局にとっては厳しい仕打ではないでしようか・・・